著者 小倉 広
全体的に小説を読んでいるような感覚で学べるのがよかったです。アドラーの心理学の手法の具体的な説明プラス物語の進行と登場人物のセリフ(感情)が入っていることによって理解しやすかったです。
勇気と共同体感覚について書かれています。以前パワーか、フォースか(デヴィッド•R•ホーキンズ著)という本を読んだのですがその中でも勇気というのが重要なキーワードとしてでていてシンクロするものを感じました。勇気と言ってもそれ自体はかなり抽象的な言葉ですが具体的にそれがどういったものか、どう持てば良いかというのが書かれています。その他では機能価値と存在価値、信用と信頼の違い、自分の課題と相手の課題についての話しがとても為になりました。心理学の本を読みたくて心理学といえばアドラーは聞いたことがあるのでまず読んでみましたが、他の心理学の巨匠の本も探してみて読んでみたいと思います。また哲学と心理学の共通点や相違点も気になるので意識してみたいと思います。