萩原 修身 著
ドラッカーに関しては4冊目になります。ドラッカー含め様々なビジネス書を読む際私自身の個人の活動に当てはめることを意識して読んでいます。
まず企業に求められるものが利益の追求ではなく顧客の創造であり、顧客があって初めて企業が存続するということが書かれておりまさに本質をついていると感じました。
顧客創造の為のマーケティングとイノベーションというのが主なテーマの一つですが私の中ではイノベーションというのが漠然としたイメージしかなかったのですが、細かく説明されており痒いところに手が届くと言った感じでした。マネジメントに関しては、コラムみたいなところにあったのですが、エジソンとジョセフ・スワンの電球の開発から普及までの話しが興味深かったです。
ちょっと脱線して本の構成について触れますが、まず文章があり次のページでは箇条書きや図解などで前のページのまとめが逐一されており、合間合間に漫画も使ってあって物語で理解しやすくなっていて全体として読み易く再度本を見返すのにもまとめがあるので利便性も高く、こういった構成の本にもたまに遭遇しますがいいですね。
ドラッカーの言葉はビジネスに対するフィロソフィー(哲学)だと思います。私個人の活動や仕事に関してもフィロソフィーを持つべきだと思う今日この頃ですが私版経営理念的なものをまだちらほら頭に浮かんでくる程度でまとまってもいないのですが考えていけたらなと思うところであります。今後もビジネス書は一つの大きなカテゴリーとしていろんな本を読んでいきたいと思いますがまた気付きが有れば記事にしたいと思います。